2005年3月22日

先々週の土曜日には、まだ吹雪で交通が大混乱になっていたというのに、今週はうって変わって春らしくなりました。朝夕には鳥の声が町中でも響き渡り、すずらんの花が咲き始めました。ドイツの春は、突然やってくるのが特徴です。今年は3月中旬まで厳しい寒さだったので、冬が長く感じられました。気の早いドイツ人たちは、コートを着て路上のカフェに座ったり、無理をして屋根のないカブリオレに乗ったりしています。朝夕の通勤時間も、もはや暗くないのが嬉しいです。

今週の金曜日からは復活祭の休暇が始まるので、町は人が少なくなり始めています。ドイツは休暇を中心として、1年が回っているかのような錯覚を持つことがあります。まあ、昔のように戦争をするよりも、バカンスを楽しんでもらっていた方が、世界のためには良いと思うのですが。